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 育児最中 雑想ノート

061  WRC観戦記  2006北海道  その5
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9月1日。
今日から3日間、北海道十勝の大地で、世界ラリー選手権、ラリージャパンが開催されます。

昨夜は、息子をお風呂に入れてから、テレビくんを読んで寝かしつけ、着がえを準備して、なんだかんだとやっているうちに眠ることが出来たのは0時を回ってしまってからでした。

寝たか、寝ないか、うとうととしたと思ったら、3時半、セットしておいた時計の目覚ましが鳴ります。
外は、当たり前だけれど、まだ真っ暗。
この時間に起きて、4時には宿を出発しないと、観戦場所にラリーカーがやってくるまでに間に合わないのです。
ラリー観戦は、とにかく体力なのです。

息子は寝巻きのまま抱きかかえ車に乗せてしまいます。
そして、いよいよラリー観戦にむけて出発です。



       


東の空、地平線に近いあたりがうっすらと明るくなりだしたばかりです。



最初にむかうのは、宿から一番近くの帯広川西IC。
そこから道東自動車道の足寄ICまで高速にのり、さらに下道を1時間ほど走り、今日最初の目的地、陸別町、陸別サーキットを目指します。
その移動距離、約130km。
約3時間を予定しています。


帯広のサービスエリアを一台目のラリーカーが出発するのは、朝の6時です。
ラリーカーは、僕たち親子とほぼ同じ道を移動して、一般車両を封鎖して速さを競うSS、スペシャルステージを目指しているはずです。

ラリーとは、「ふたたび集まる」 という意味の言葉で、その始まりは16世紀の中世ヨーロッパだったとか。
国中にちらばっている騎士たちを訓練するために、領主が突然招集をかけると、騎士たちは急いで城を目指します。
これがラリーの原型だといわれています。


サービス(車の点検、修理場所。ラリーチームの本拠地) から一般道を走って移動し、いくつかのSS(スペシャルステージ)で最速タイムを競い合います。
そうして、SSでのタイムの合計を競い合うというのが、ラリー競技の大まかな流れです。



       




帯広Jctから、ほぼ真東に向かって車を走らせていきます。

まぶしい朝日に息子が目を覚ますと、通りがかりの小さなサービスエリアで、あわただしく洗顔をし、服を着がえて、ふたたび車を走らせます。

BGMに、ウルトラマンスタート。



       



7時30分。
無事陸別町に到着しました。

ベビーカーを車から降ろし、朝食やシート、応援グッズを積み込み、観戦場所に移動します。
子連れにベビーカーの存在はかなり助かります。

息子の意見で、一番前、目の前をラリーカーが走り抜けていく場所に陣取るけれど、最初のラリーカーが走ってくるのは、8時50分。
ラリー観戦はとにかく待ち時間が長いので、息子を飽きさせないように、周辺に並んでいるお店などを覗いたり、散歩をしたりして過ごします。


8時20分ごろから会場の雰囲気があわただしくなってくきます。
息子もわくわく、体が小躍りしています。


      


コース点検のための車、000カー、00カー、0カーとコースの中を走り抜けていきます。
0カーは、このあとにつづくラリーカーと同じように、全開で走り抜けていくので、息子も大興奮状態です。



           



そして、8時50分。
いよいよラリーカーの登場!!

シトロエン、フォード、そして、スバルといったワークスのWRカーが大きなエキゾーストノートを響かせて走り抜けていきます。


シトロエンのセバスチャン・ローブ選手。
一昨年、昨年と世界チャンピオンになっていますが、リタイアすることが少なく、今年も前線のドイツのラリーまでに10戦中優勝6回、残りは全て2位と驚異的な成績を上げています。
速いし、とても安定したドライバーだ。

       



フォードのマーカス・グロンホルム選手。
今年、プジョーからフォードに移籍してきた選手ですが、昨年はプジョーに乗り、ラリージャパンを優勝しています。

       



ペター・ソルベルグ選手。
2003年には世界チャンピオンになっているスバルのエースです。
一昨年の第1回ラリージャパンでは、ぶっちぎりの優勝をしていますが、今年はどうでしょうか?

       



そして、日本人でただ一人、WRカーに挑戦する新井敏弘選手。
昨年は、PCWRCの世界チャンピオンになった選手。
念願のWRカーによるラリージャパン参戦です。
どんな成績を残せるのか、これは応援がんばらなければなりません。

           



こちらは、自身のチームを設立し、ラリーに参戦している鎌田卓麻選手。

      



PCWRC(プロダクション世界ラリー選手権)に参戦し、世界中を参戦中の奴田原文雄選手。
今年、日本人で初めてモンテカルロラリーで優勝もしているのだ。

          



WRCのすごいところ、面白いところは、普段乗っているような見慣れた車体のラリーカーが、尋常ではないものすごい速さで走り抜けていく所にあると思うが、そんなワークスカー、ワークスドライバーと同じ道路、同じコースを一般の人も競技者として参加できるのすごいところ。

WRカー、有名どころのドライバーたちが走り抜けていってしまったあと、そんな一般の選手たちも応援したかったのだけれど、残念でした。
息子は、どのメーカーの車にも、
「スバル〜!!」
と大きな声で、旗を振り回して応援をがんばっていたけれど、10台ほど見れば飽きてしまい、走り抜けるラリーカーの大きな音のすぐ横で、草の生え茂る土手を滑り台にして遊び始めてしまいました。
息子のラリーへの関心エネルギーは終わってしまいましたとさ。

これから、お昼寝場所を探しながら、次の観戦場所目指して移動です。

(2006.9.27)


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北の子星だより
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